2020.03.09 更新

当事者の男女が語る地獄の離婚体験談 その1

~元夫の父親は“恐怖の大魔王” 坂口京子さん(仮名・現在35歳)の場合~

「結婚は、もうこりごりです。当時の夫がDVになるなんて想像もしていなかったし、何より夫の背後からあんなラスボスの“大魔王”が現れるなんて、夢にも思っていなかったんです。あの頃は若さもあって迷いましたが、いま本当に離婚して良かったと心の底から思っています」
 坂口京子さんは、せきを切ったように話し始めた。

 京子さんが大魔王と形容するのは、どうやら元夫の父親、つまり義理の父だった。京子さんは事あるごとに、この大魔王の存在に苦しめられた。
 京子さんは、同い年の川口和也さん(仮名・現在35歳)と22歳で結婚し、33歳で離婚。現在は都内の広告代理店で広報として働きながら、小学生の娘の子育てに奮闘するシングルマザーでもある。

 義父の暴挙は、京子さんが憧れていた結婚式から始まった。
「お義父さんの前で『教会式で、ウエディングドレスがいいと思うんです』と言ったら、いきなり『言語道断』と返されたんです。『神式じゃないと、親戚に顔向けできん』って。いや、旧華族なら分かりますけど、普通のサラリーマンの家庭なんですよ。さすがに(結婚式って女の子のためのものじゃないの?)と思いましたね」
 緊急帝王切開で苦しみ抜いた末に娘と対面したときも、義父がしゃしゃり出てきた。駆けつけた親類縁者もホッとした様子だったのに、予想もしない義父の言葉が飛び出した。
「ハラキリしたのか! まったく最近の妊婦は根性が足りんなぁ~ハハハ」
 場が凍り付いたが、夫の和也は父親に対して、何も言い返そうとしない。気まずい空気だけが流れた。

 それだけではなかった。和也は潔癖で変質的なDV夫だった。スリッパがそろっていない、布団にしわがあるという理由で、目の色が変わるほど激怒する。怖くなって逃げようとすると「なんで逃げるんだ!」と、ゴミ箱が飛んできたこともあった。
 京子さんはそのため幾度となく、子供を抱えて家を飛び出し、ビジネスホテルで一夜を過ごした。
 翌日に帰宅すると「本当にごめん~」と猫なで声で平謝りして、いちゃいちゃセックスをおねだりしてくる。義父と夫の暴挙にたまらず、京子さんは離婚を決意。今はシンママとして幸せに暮らしている。

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