2020.03.13 更新

当事者の男女が語る地獄の離婚体験談 その4

~元妻の支配下でほぼ奴隷状態 荒川哲夫さん(仮名・現在42歳)の場合~

「離婚の理由は、元妻のDVです。妻の職業はスポーツインストラクターで、空手黒帯だからよく蹴られてましたね」
 そう言うと、荒川哲夫さんは、自らの足を指さした。確かに、すねの一部が青くなっている。

 哲夫さんは桃子さん(現在41歳)と32歳で結婚し、42歳で離婚した。彼女は付き合った当初から、異様に嫉妬深い性格だった。
 結婚してしばらくすると、桃子さんは「女の友人全員のメールと電話番号をさっさと消せ」と、スマホを投げつけてきた。
 彼女は3歳から空手を始め、キックボクシングも経験した根っからの体育会系。常日頃から蹴られたり、殴られたり奴隷状態だった。

「やり返せば? だって、どう考えたって男のほうが強いだろ」
 と友人に言われて、(それもそうか)とハッとした。哲夫さんは、それまで暴力に対してなすがままになっていたからだ。
 そこである日、殴られたときに手をつかんでみた。すると、桃子さんはそのまま病院に駆け込み、これはDVだと医師の診断書を突きつけられた。
「ほーら、これであんたは私の奴隷よ」
 薄ら笑みを浮かべた彼女の顔を見て、哲夫さんはゾッとしたという。

 ある夜、桃子さんは「今日、釧路にいたよね?」と出張先での居場所を言い当てた。確かに、日帰りで釧路に出張だった。しかし、桃子さんには北海道に出張としか言っていない。
 よく考えると、最近、会社での行動がやたら桃子さんに把握されている。哲夫さんは、ハッとした。
「僕のスマホにはアプリが入っていて、これを使うと家族が居場所をGPSで検索できる。元妻はGPSの位置情報を使って、僕を常に監視していたみたいです。奴隷みたいにコントロール下に置きたいんだなと、すごく感じましたね」

 一番つらかったのは、彼女がマルチ商法の水素サプリにハマったことだ。
「家が水素サプリの段ボールでいっぱいになりました。子どもたちにも水素サプリだけを食べさせるようになって…そのうちそれにも飽きて、クラブで夜遊びするようになり、家に帰らなくなりましたね」

 結局、妻に一方的に離婚を突きつけられた哲夫さん。当時を思い出すと、今でも気が重くなるという。結婚生活は、言うことを聞かない動物を調教するのとまったく同じだったと、哲夫さんは身の毛もよだつ恐怖体験を語ってくれた。

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