2020.03.14 更新

現代キャバクラ嬢が明かす胸の内~色恋営業で勘違い客がストーカー化 その1

~頼んでもいないのに“同棲宣言”(乃亜ちゃん 24歳 勤務地・新宿)~

 キャバクラは疑似恋愛を楽しむ場所って言いますけど、最近はその疑似恋愛が一番難しいって思うんですよ。ときどき本当にお客さんと付き合っちゃうこともあるけど、基本的には私たちは仕事なんです。
 仕事で、ちょっと気のある素振りをしたり、わざと甘えて「大好き!」って言ってみたり。けど、そういうノリを、その場での遊びだと分かってくれる人もいれば、本気になってしまう人もいるので、さじ加減がとても難しいなって思います。
 本気になって、毎日通ってくれたらうれしいけど、もっとヘンな方向に暴走してしまう人もいるので…。

 例えば、Tさんっていう週に3~4回は通ってくれたお客さんがいたんですけど、私がいわゆる色恋営業をしすぎたせいで、ちょっと大変なことになってしまったんです。
 Tさんは、オープンの時間に来てラストまで飲んでいるタイプで、なんでもないのにzシャンパンを入れたり、フルーツ盛りを頼んだり、今どき珍しく豪勢な飲み方をする人でした。

 いいお客さんだと思って、私も身体を密着させて座ったり、肩にもたれかかったりして、まるで恋人のように振る舞い、多少の〝おさわり〟も大目にみていたんです。
 見送りのときには、階段でディープキスなんかもしていましたし。けど、そんなことをしているうちに、Tさんは本当に私と付き合っていると思い込むようになってしまったんです。

 ある時、指名が3つぐらいかぶっていて、Tさんの席にあまり長い時間ついていられないことがありました。すると、Tさんが店中に響き渡るような大声で、怒鳴り始めたんです。
「おい! 俺の女はまだ戻ってこないのかよ!」って。さらには私にまで「なんで俺がいるのに、ほかの男といちゃついてるんだよ?」なんて言うんです。キャバクラの店内にいるのにですよ? 私が仕事中だということをまったく忘れているみたいなんです。
 その気にさせすぎてしまったことを反省して、少し距離を取ろうと思っていた矢先のことでした。出勤前にメイクをしていると、スマホが鳴りました。

 開いてみると、それはTさんからのLINEで、大きなベッドの写真が添付されていました。その文面には〈乃亜ちゃんと一緒に暮らすことを考えてダブルベッドを買いました。今日から毎日一緒に寝られるよ〉って書いてあるんです。

 一瞬で怖くなっちゃって。シカトしたら何されるか分からないので、それとなくかわしていますけど、最近は着信が何十件も入るようになって、私もそろそろ限界です…。

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