2019.08.09 更新

女性ライターが見た摩訶不思議なSMの世界 その2

~痛めつけられても死ぬほど勃起~

 この日はマニア雑誌の仕事で、SMクラブに所属する女王様のグラビア撮影に、またしても同行させていただいた。生まれて初めて女王様とご対面を果たす。やっぱりボンデージ姿で、鞭やロウソクを持っているのかなと、いろいろ想像して胸が高鳴った。

 場所は渋谷。編集長と雑誌に応募してきた痩せ型のM男と一緒に、代官山方面にしばらく歩いて、殺風景な半地下の建物に入った。装飾的なものがまったくなく、当初、私が想像していたSMクラブとは、あまりにかけ離れていた。

 すりガラスのドアを開けると、その先にはプロレスのリング(!)がドーンと広がっていた。部屋全体にマットが敷き詰められ、四隅には、鉄柱、そしてロープまである。どう見てもプロレスのリングなんだけどなぁ…。実は、ここが格闘プレイ専門のSMクラブなのだった。

 しかも、これからインタビューする相手は、身長約180センチ、ヒールを合わせたら190センチ超えで、体重は約100キロという触れ込み。弱冠23歳の女性ながら、巨漢といった言葉の似合うTさんだった。そのTさんは、女子プロレスでよく目にするような黒のレオタード水着を着込み、肩をぐるぐる回してやる気満々だ。

 思わず目が点になる私。だが、それからの展開はもっとすごかった…。リングに上がったTさんは、引っ張り込むようにM男を持ち上げると、首をギリギリと締め上げたのだ。そして、顔が真っ赤になるまで豊満な乳に押し付けると、今度は一本背負いでマットの上に投げ飛ばす。

「ギャハー! ぎえええええっ!」

 M男が歯を食いしばり、Tさんの全体重を男の一番大切な部分で受け止める様子は、まさに阿鼻叫喚の地獄絵図。普通の男性なら泡を吹くレベルだ。
 M男の反撃は当然ながらNG。たとえTさんとM男が戦ったとしても、体格が違いすぎてとても勝てそうには思えないが…。

当ウェブサイト上で提供する記事、写真、図表などの
無断転載を禁止します。

-->