2019.10.09 更新

禁断のSMスポットにガチ潜入 その1

~“聖水”で溺れ死ぬ寸前の老人~

 素人にはなかなか踏み込めない、奥深いSMの世界。小誌を読むような血気盛んな読者の中には、興味を持つ御仁も多いのではなかろうか。あの美しきボンデージ姿の女王様、はたまた命令に従順な奴隷娘…。
 そこで今回は編集部きってのドM記者が、話題のSMスポットに体当たり潜入取材を決行した!

 まずは東京都港区六本木だ。各界の著名人が集まる大人の遊び場として有名な街には、酸いも甘いも噛み分けた変態が集まるSMバーが多数存在する。30年近く営業しているSMショーパブ、女装OKの新規店などもあるが、今回は過激さを売りにしている『A』に向かった。

 駅から徒歩5分、雑居ビルの7階にその店はある。〈会員制〉と描かれた扉を開ければ、壁にSM道具がズラ~っと貼り付けられたカウンターバー。鞭だけで20本近くあり、拘束具やらロウソクやらバイブやら、刺激的な道具に思わずたじろいてしまう。

「あら、お一人様? 入りなさいよ」
 タレントの杉本彩に似たママさんは、黒いエナメルのボンデージ姿に網タイツ。ボン、キュ、ボンで、きっつい香水まで期待通りの美人女王様だ。
「飲み放題で90分1万円。ビールやウイスキー、ワインまで勢ぞろいよ。あっ、聖水は別料金ね」
 聖水…。そう、SM業界では女王様のおしっこをそう呼ぶ。しかし、記者のような初心者はまず飲めない、真のマゾヒスト向けと言えるだろう。先客がいなかったことで、しばらくは女王様を独占。記者は性癖などについて、根掘り葉掘り聞かれた。すでにプレイが始まっているかのように…。

「あんたさ、潜在的にはドMだわ。目をみれば分かるもん」
 そんな診断を受けて、記者は麻縄による“縛り”を受ける羽目になった。女王様にいきなり「立て! そして脱げ!」と命じられ、パンツ一丁で直立する記者。恐怖に震える身体にスルスルスル~っと手際よく縄が掛けられ、亀の甲羅のように交差していく。これぞ亀甲縛りだ。

 チ○コのもっこり具合が強調されて、なんだか恥ずかしい。でも、少し興奮。
「おいおい、縛られただけで勃起してるじゃねぇかよ、とんでもない変態だな!」
 初対面の女王様にののしられる始末。なんかすいません。そんな後ろ手に縛られた記者のお尻を、ママはピンヒールでドンと蹴ってきた。
「ああっ!」
 身動きができないので無様に顔から倒れる記者…噂通り、かなり刺激的な店だ。さすがに惨めになり、ちょっと泣きそうになってしまった。
「おいおい、悲しい顔してんじゃねーか。ごめんよ、初心者にやり過ぎたか。飲もう、よし、普通に飲みなおそう!」

 よかった。ママは記者の気持ちをしっかりくみ取ってくれた。
 しかしその時、奥の部屋から別の女王様と、白いブリーフ1枚の初老の男性が出てきた。推定年齢は70歳以上、細身でヨボヨボ…。なのに身体中には、痛々しい鞭の痕が無数に刻みつけられ、はっきり分かるほど血がにじんでいる。
 本来ならば刑事事件として通報ものだが、老人の目は完全に陶酔しきっており、股間をパンパンに膨らませているではないか。こ、こいつはド変態マゾだ。
 女王様が老人に言う。
「お前、今日は頑張ったな。本当にムカつくけど、ご褒美やるよ」

 すると、店の床に仰向けで寝そべる老人にまたがって、おしっこをブシャ~。そう、聖水である。大量の小便に、老人は「ゴボ、ゴボボ!」と溺れる寸前だ。し、死ぬぞ! 老人はどうにか飲み込もうと必死にもがく。さすが真性のM男だ。さらに…。
「よ~し、聖水は特別料金で2万円だね。会計にプラスしておくからな!」

 うわ~ん、ひどすぎる女王様。このままでは財布の中身どころか、貯金まで奪われかねない。SMの奥深さと闇を垣間見た記者は、いそいそと店を後にしたのだった。

当ウェブサイト上で提供する記事、写真、図表などの
無断転載を禁止します。

-->