2019.03.03 更新

告白者 川口美幸さん(仮名/40代主婦)

 ちょっとした用事で公民館へ立ち寄りました。すると、掲示板に町内の写真サークルによる紅葉狩りの案内が…。そこで私も、SNS映えのする紅葉の写真をものにしてやろうと、参加することにしました。
 当日、集まったのは、ほとんどが定年すぎのオジサンで、正直ガッカリ。でもサークルの幹事であり、写真教室の講師でもあるという50代のAさんは、中高年なりの渋みを醸し出していて、わりと格好いいなと思いました。
「奧さん、初めての参加ですな。ならば私がご案内しましょう」
 撮影地となる山に入ると、Aさんは私の横にピタリとついて、撮影のコツなど教えてくれます。夫が数年前に買ってろくに使っていなかったデジカメを片手に、私は秋の山歩きを楽しみました。
 撮影は快調、と言いたいところですが、困ったことに私は突然の尿意に襲われました。
「あの…ちょっと失礼」
 私はAさんに断り、山道を離れました。そして茂みの陰にしゃがみ、ズボンとパンツをズリ下ろします。
(ま、間に合ったぁ…)
 ミミズもカエルもゴメンナサイと謝って、シャーシャーと山肌にオシッコをしました。すると…ホッとしたのも束の間…。
「おおっ、これは見事な景色だ!」
 その声に顔を上げると、私の真っ正面にカメラを構えたAさんの姿がありました。
「だめっ、撮っちゃ…」
「紅葉もいいけど、奧さんのココも真っ赤に色づいてますな。おきれいですよ」
「そ、そんなぁ…」
 人の身体とは不便なもので、いったん出始めたオシッコは途中で止められません。なので私は、彼がシャッターを切る前で、シドドド…との液体を噴出し続けたのでした。
 こんな姿をさらして悔しい、恥ずかしい、そう思う一方で…彼のカメラが股間にグイッと近づくと、妙に興奮してしまったのも事実です。
「秋は女性のビラビラも色づく季節なんですなぁ…」
「もう嫌ですわ、そんな言い方」
「この際、どうですか。私の持ってる秋の味覚を…」
 彼はカメラを放り出すと、ズボンの前からピーンとしたマツタケを取り出し、私の眼前へ突きつけます。
「召し上がりますか?」
「…はい、いただきます」
 私は地面に両手両膝をつき、彼にお尻を差し出しました。
「うはぁ…締まるなぁ」
「ああん…おいしいマツタケ…もっと突いてっ!」
 紅葉狩りのつもりが生マツタケ狩りに…これも秋ならではのハプニングでしょうか。

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