2019.07.07 更新

高慢ちきな女が受けた手痛いしっぺ返し その4

~男を手玉に取るには10年早い女/安岡令子(30歳・仮名)~

 結婚式の二次会、三次会というのは、出席者同士の出会いの場でもある。記者が仕事で知り合った令子は、2カ月前に親友・K子の結婚式に出席したという。

「ずっと同棲していた男がいたんだけど、セックスレスだし、なんだか飽きちゃって。そろそろ乗り換えようかと思っていたら、以前に何度か一緒に飲んだことがあるK子の男友達が、披露宴で隣の席にいたんです。初めて見るスーツ姿に『あれ? この人、こんなに格好よかったっけ?』って、なんだかときめいちゃいました」
 では、その男を落としにかかったのだろうか?

「いや、私ってドSだし、自分から告白なんてしたことないし、常に自分が有利な立場でいたいわけ。だからLINEの交換だけして、連絡を待ったの。そしたら、案の定〈また、飲みましょう!〉とメッセージが来て。私、特別なフェロモンが出ているのか、向こうから連絡があるように持っていくことには、絶対の自信があってさ」
 自分からときめいたくせに、高慢ちきな女は話を続ける。
「その男は、私が同棲していることを知っていたから、こっちも開き直って何回か会ったの。ああ、この人はとりあえず、浮気相手にちょうどいいなと。K子にも内緒でそういう関係を続けていたから、すごくスリルがあって。K子も含めた数人で飲みに行ったときも、隠れてキスしたりして興奮したわ」
 高慢ちきでありながら、やはりスケベな女である。

「で、同棲中の彼とは別れて、一人暮らしの男の部屋に転がり込もうと思ったわけ。部屋探しの面倒も、お金もかからないし、一石二鳥じゃん」
 どこまでも男をなめている。しかし、K子からの電話で令子は窮地に立たされた。

「私の男友達をたぶらかしているんだって? でも、向こうは『彼氏がいるのに俺んちに住むとか言い始めて、いい迷惑だ。こっちは遊びのつもりだったのに、本気になられてもなぁ』って言ってるよ」
「いやいや、言い寄ってきたの向こうだし! って、必死の言い訳をしたけど、K子は姉御肌で男友達が多くて、自分のテリトリーを荒らされるのが嫌な子だったんだよね。

 あと、今の旦那と知り合う前に、その男のことを好きだったらしくて…。だから、余計に嫉妬したんだろうね。それから仕事関係の人にも私の素性を流されて、K子とも絶縁状態。当然、その男とも会ってないし、浮気から新規の男に乗り換えようと思ったら、どうやら捨てられたのは私のほうだったみたい…」

 彼氏も女友達も失った令子。自業自得とはいえ、哀れな結末である。

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